教育工学会編集委員退任あいさつ
2025年2月15日(土) 日本教育工学会編集委員会でのあいさつ(抄)です。
教育工学会には,うっかり書いてしまった教育心理学の範疇に入らない論文を載せていただこうと,2013年5月に入会ました。そのあと,2箇月後から頻繁に査読の依頼が来るようになり,4箇月後には大会口頭発表の座長を依頼され,1年後には編集委員になってしまいました。このようなスピード出世をしてしまったので,このまま理事になってしまったらどうしようと思っていたのですが,杞憂に終わって安堵しています。
教育工学会の,他人の研究をアカデミックに面白がる雰囲気と,議論は出版されてからという編集方針が好きで,楽しく編集委員の仕事ができたと思います。この間,多くの先生方の刺激を受け,教育システム開発論文という教育工学ならではの論文を執筆して載せられたことで,教育工学研究に対して若干ながらも寄与できたのではないかと思います。
また,2023年度には特集号副編集長を仰せつかり,総説論文を執筆する機会をいただきました。教育工学と自分の専門である教育心理学のつながりを議論する論文が書けたのは,教育心理学者としても有意義な仕事が出来たと思います。
規定の年数を超えて10年以上の長きにわたってお世話になった編集委員と幹事団の先生方に感謝申し上げ,退任のあいさつといたします。ありがとうございました。

