Bib and Abstract Generator

こちらからどうぞ。日本心理学会『執筆・投稿の手びき』準拠 BibLaTeX エントリと構造化抄録を生成するツールです。

重要

出力結果を鵜呑みにしないでください

このツールは AI(大規模言語モデル) を利用して書誌情報と構造化抄録を生成します。AIの出力には誤りが含まれることがあります。とくに以下の点は必ず元の論文と照合してください:

  • 著者名のローマ字表記(sortname) — 読みの正確さはAIでは保証できません
  • サブタイトルの区切り位置 — コロン(:)や二重ダッシュ(——)の検出が不正確な場合があります
  • 構造化抄録の内容 — AIが「要約」した結果であり、原文の正確な記述ではありません
  • DOI・巻号・ページ — コピー元のテキストに誤りがあると、そのまま反映されます

出力は「下書き」として扱い、必ず自分の目で確認・修正してから使ってください。

このツールでできること

入力

3つの方法で論文情報を入力し、JPA スタイルの .bib エントリと構造化抄録を生成できます。

出力

BibLaTeX エントリ(コピー可)、構造化抄録(6項目)、TeX 貼り付け用テキストJPA スタイル引用文を生成します。

入力方法説明必要なモード
引用文献の貼り付け論文末尾の引用文献リストをそのままコピペ。複数文献を一度に処理できます。両モード可
URL / DOIDOI(例: 10.4992/jjpsy.91.18060)を入力すると CrossRef から書誌情報を取得。HTML URL は Jina Reader + Gemini で解析。DOI → 両モード可
URL → LLM利用のみ
PDF アップロード論文PDFをアップロードすると、書誌情報+構造化抄録を同時に生成します。LLM利用のみ

使用している AI(LLM)について

技術情報

Google Gemini 3 Flash (Preview)

このツールは Google が提供する大規模言語モデル Gemini 3 Flash(プレビュー版)を使用しています。Gemini はテキストだけでなく PDF を直接読み取る能力を持つマルチモーダルモデルです。

  • 正式名称: gemini-3-flash-preview
  • 提供元: Google AI Studio(Gemini API)
  • 用途: 書誌情報の抽出・整形、構造化抄録の生成、常体変換
  • プレビュー版のため、動作が不安定な場合があります。その場合はしばらく待って再試行してください。

API キーの取得と設定

注意

Google API の利用に関する注意事項

  • API キーは個人のものです。他人と共有しないでください。
  • 無料枠が用意されていますが、短時間に大量のリクエストを送るとレート制限(429エラー)が発生します。ツールは自動リトライしますが、連続使用は控えてください。
  • 課金設定を有効にした場合、使用量に応じて料金が発生します。ツール内の「使用量」バーで概算を確認できますが、正確な金額は Google AI Studio で確認してください。
  • API キーはブラウザの localStorage に保存されます。共用PCでは使用後にキーを削除するか、ブラウザのデータを消去してください。
  • 送信した PDF やテキストは Google のサーバーで処理されます。機密性の高い未公開データの送信は避けてください
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Google AI Studio にアクセス

https://aistudio.google.com/apikey にアクセスし、Google アカウントでログインします。

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API キーを作成

「Create API Key」をクリックし、プロジェクトを選択(または新規作成)して API キーを取得します。クレジットカードの登録は不要です(無料枠の場合)。

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ツールに API キーを設定

取得した API キー(AIza... で始まる文字列)をツール上部の「API Key」欄に貼り付け、「保存」をクリックします。キーはブラウザに保存されるため、次回以降は入力不要です。

LLM利用 / LLM非利用 モード

LLM利用モード

Gemini API を使用して高精度に解析します。すべての機能が利用可能です。API キーが必要です。

  • 引用文献テキストの解析
  • DOI → CrossRef → Gemini 整形
  • HTML URL → Jina Reader + Gemini
  • PDF → 書誌情報 + 構造化抄録
  • 用語修正・常体変換
LLM非利用モード

API キー不要。ローカル処理のみで動作しますが、精度は限定的です。

  • 引用文献テキスト → ローカルパーサー
  • DOI → CrossRef のみ
  • PDF アップロードは使用不可
  • 構造化抄録は生成されません
  • 和文 sortname は手動入力が必要

基本的な使い方

方法1: 引用文献の貼り付け

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「引用文献の貼り付け」タブを選択します。

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論文末尾の引用文献リストをテキストエリアに貼り付けます。複数文献は空行で区切ります。

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「変換して生成」をクリックすると .bib エントリが生成されます。

方法2: URL / DOI

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「URL / DOI」タブを選択し、DOI(例: 10.4992/jjpsy.91.18060)またはURLを入力します。

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「取得して生成」をクリックします。DOI の場合は CrossRef から書誌情報を取得します。

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生成された .bib エントリを確認し、必要に応じて修正します。修正後(または「修正なし」ボタン押下後)、JPA スタイルの引用文が表示されます。

方法3: PDF アップロード(LLM利用モードのみ)

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「PDF アップロード」タブを選択し、論文PDFをドラッグ&ドロップまたはクリックして選択します。

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「抽出して生成」をクリックすると、書誌情報構造化抄録が同時に生成されます。

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構造化抄録は「背景・目的・対象・方法・結果・結論」の6項目で出力されます。「TeX 貼り付け用を出力」で \paragraph*{背景} 形式に変換できます。

出力の修正機能

sortname の手動入力

和文文献で sortname = {}(空)のエントリがある場合、自動的に入力フィールドが表示されます。著者のローマ字表記をヘボン式で入力し、「sortname を反映」をクリックしてください。

例: Yamada, Taro and Suzuki, Hanako

bib エントリの修正指示

テキスト置換で一括修正できます。1行1組、>> で区切ります。

subtitle = {}>>subtitle = {学習方略との関連} sortname = {Tanaka, Ichiro}>>sortname = {Tanaka, Ichirou}

「bib 修正実行」で修正が適用されます。修正不要な場合は「修正なし」をクリックしてください。

構造化抄録の用語修正

同じく >> 区切りで用語を修正できます。「修正実行」をクリックすると、用語修正と常体(だ・である調)への再変換が同時に行われます。

被験者>>参加者 有意な差が見られた>>有意差が認められた

よくある問題と対処法

症状原因と対処
Gemini 404 API キーが無効、またはモデルが一時的に利用不可。API キーを再確認するか、しばらく待って再試行してください。
レート制限(429エラー) 短時間にリクエストを送りすぎています。ツールは自動で再試行しますが、1〜2分待ってから操作してください。
CrossRef取得失敗: CrossRef 404 入力した DOI が CrossRef に登録されていないか、不完全です。DOI の末尾が切れていないか確認してください。
JSON解析失敗 Gemini の出力が不正な形式でした。「もう一度試してください」の指示に従い、再度実行してください。
英語論文に language={japanese} がつく ツール側でも自動補正しますが、修正指示で削除できます:
language = {japanese},>>(空に置換)
PDF タブが選択できない 「LLM非利用」モードになっています。「LLM利用」に切り替えてください。
もう一度確認

AI の出力は必ず自分で検証してください

このツールは研究の効率化を支援するものであり、正確さを保証するものではありません。AIは「もっともらしい」出力を生成しますが、以下のような誤りが起こりえます:

  • 存在しない情報を「でっちあげる」(ハルシネーション)
  • 著者名の読みを間違える
  • 論文の内容を誤って要約する
  • フィールドの値を取り違える

最終的な確認と修正は、必ず自分自身の責任で行ってください。 特に投稿論文に使用する場合は、すべてのエントリを元の文献と突き合わせて確認することを強く推奨します。